
2026/1/28
キャリアはどこに広がっている? 職歴データに見る様々な活躍フィールド

「今までの経験って、本当にまだ役に立つのかな?」そんな迷いを抱えながら、復帰や転職を考えている方も多いはずです。今回の集計では、クーラに登録している看護職の“職種”と“経験してきたフィールド”を整理し、どんなフィールドでキャリアを積んできた人たちが多いのかを見ていきます。
病棟だけではない、看護キャリアの“面”の広がりを知ることで、自分の経験をもう一度見直すきっかけになればと思います。
※本データは、クーラ登録者情報のAI分析によって作られました。
登録者の多くは「看護師」だが、チームで支える職種も混在

登録者の多くは看護師または准看護師の資格のみを保有していますが、保健師やケアマネージャーといった専門資格を保有している人も少なくない割合でした。自身の特性や得意分野と向き合って、キャリアを積み上げようとしている看護師が多いことがこのデータから読み取れます。
現場では、医療と生活支援のチームで患者さん・利用者さんを支えるケースが増えており、その実態が登録者の職種構成にもにじみ出ているように見えます。
「ずっと病棟で看護師だけ」を続けてきた人だけでなく、「看護+介護」「看護+相談職」といったキャリアを選んできた人にも、クーラが一つの登録先になっている、というのが今回のデータからわかるポイントです。
【職種】
●看護師:80件(75.5%)
●准看護師:8件(7.5%)
●保健師:8件(7.5%)
●ケアマネージャー他:10件(9.4%)
合計:106件(100.0%)
病棟・外来だけでなく、介護施設・訪問看護・救急/ICUまで“横並び”で存在

経験してきたフィールドを分類すると、病棟経験は依然として多いものの、外来・介護施設・訪問看護・救急/ICUなど、多様な現場が並んでいることがわかります。
特に、介護施設や訪問看護といった「生活の場に近いケア」の経験者が一定数いるのは、病院完結ではない医療・ケアの広がりをそのまま映しているようです。
救急・集中治療室のような緊張感のある環境と、介護施設・訪問看護・健診や電話相談などの“生活寄りのフィールド”を行き来しているキャリアも多く、働く場所の選択肢が面として広がっていることがうかがえます。
いま病棟で働いている方も、これらのデータを見ることで「自分の次の一歩は、外来や訪問かもしれない」と、選択肢のイメージを持ちやすくなるかもしれません。
【経験してきたフィールド】
●病棟:72件(30.5%)
●外来:43件(18.2%)
●介護施設:23件(9.7%)
●訪問看護:22件(9.3%)
●救急・集中治療室:15件(6.4%)
●該当なし:6件(2.5%)
●手術室:1件(0.4%)
※複数フィールド経験者が多いため、「件数」は延べ件数として集計
病棟+訪問、急性期+介護…“複数フィールド”をまたぐキャリアが目立つ
職歴の自由記述を読むと、同じ人が「急性期病棟→回復期→訪問看護」「病棟→外来→健診センター」「救急/ICU→在宅系サービス」といった形で、複数のフィールドを行き来してきたケースが数多く見られます。
背景には、「子育て期は夜勤の少ない外来やクリニックへ」「家族の介護に合わせて訪問看護や介護施設へ」といった、ライフステージに応じた働き方の調整があると考えることもできそうです。
また、急性期や救急で培った観察力・判断力を、訪問看護や介護施設での「変化に気づくケア」に活かしているような記述もあり、スキルが場所を変えながら循環している印象があります。
単一の専門領域だけでキャリアを積むのではなく、「病棟×訪問」「急性期×介護」「外来×健診・電話相談」といった“複数のフィールドを掛け合わせたキャリア”が当たり前になりつつある――登録者の職歴は、そんな流れを物語っています。
キャリアは“点”ではなく“面”で積み上がる
今回のデータから見えてくるのは、看護師のキャリアは、病棟という一つの場にとどまらず、幅広いフィールドへと広がっているという事実です。
病棟・外来・訪問・介護・救急/ICU・手術室・健診や電話相談、教育・地域包括など、その活躍の場は多岐にわたり、多くの看護師がそれらを組み合わせながら、自分らしいキャリアを築いています。
復帰や転職を考えるタイミングでは、自身の経験をどう活かせるのか迷うこともありますが、職歴を一つひとつの点ではなく“面”として捉え直すことで、「急性期で培った視点を訪問看護に活かす」「介護現場での経験を外来や相談業務につなげる」といった、新たな選択肢が見えてくる可能性があります。



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